野村織物有限会社

絣アイランド

伝統（なつかしさ）への憧憬（あこがれ）と、清新（モダニズム）への思索（たのしみ）と。

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深い海の底のように静謐で澄んだ藍の色合い・・・。
こつこつと地道に何十もの工程を重ねた末に、ようやく辿り着く絣の模様・・・。
古からずっと繰返し伝え継がれた私たちの染と織りは、つまり二百年も前から日々の手仕事の積み重ねなのです。私たちが次にまた何かを残せるとしたら、やはりこれからの日々も、微やかに暮らし続けること。木綿のように野太く、しなやかに暮らすこと・・・。やはり、これしかないのでしょう。日々に輝く。

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その仕事、人、風土。
空や水、風や光・・・。地球そのものの色ともいえる藍。透明感に溢れ、広がりと奥行きを持つ色。日々の暮らしに親しく、愛され続ける藍・・・。
その仕事は常に新しい試しみと模索です。花鳥風月の背景に存在する大いなる自然を表現したい、と・・・。自然が生み出した景を、心ひかれる形を染で表したい、と・・・。このふるさとに住み暮らした私たちの祖先が育み伝え続けた布の仕事。私たちも、この染め織る仕事の誇りを持ち、生き生きとした艶のある仕事をしてゆきたいと思っています。

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